1. 水素と人との関わり2. 水素のイオン化3. 水素の可能性

はじめに――――

このコーナーは、素材としての水素を説明するものです。沢山の可能性を秘めた水素に更なるご興味を抱いていただけましたら幸いです。尚社名である「ユニヴェール」はフランス語で、水素の産みの親である「宇宙」を意味しております。

1.水素と人との関わり

今から139億年前、宇宙なる空間が出来たビックバンの頃、宇宙全体がかなりの高温で、電子(素粒子の一つ)が飛び交い、ぶつかり合い、さしずめ雲のような濁った空間でした。 ビックバンから約38万年後の宇宙全体の温度が3,000℃ぐらいまで下がったころ、「宇宙の晴れ上がり」という、それまでバラバラに存在していた電子と原子核(陽子)が結合して「原子」となる瞬間が訪れます。その結合をきっかけに現在の星空のようなとても鮮明な宇宙空間であり、この時まっさきに誕生したのが水素(H)です。

宇宙の始まりに最も近く、宇宙空間の1㎤に1個と数多く存在する宇宙最小の元素。
そんな宇宙全体の90%以上を占める水素(H)は人体の63%を占め、続いて酸素(O)25%、炭素(C)6%、窒素(N)2%で、実に96%を4大元素で構成されています。「宇宙の誕生と水素」の関係や、「水素と人間」の関係を考えると、天文学では人間のことを「星の申し子」と言いますが、元素の構成比からもその由縁が伺えます。

身近に水素を知ることが出来るもののひとつに太陽があります。太陽は約46億年も前から、止むことなく水素からヘリウムへの熱核融合を続けています。そこで生まれた光エネルギーや熱エネルギーのおかげで野菜や肉、魚など人間の営みにとって大切な「太陽の恵み」を頂くことができます。

そしてまた人体との関わりでは、水素は食事によって体内に取り込まれるタンパク質や脂肪、炭水化物や水分などに含まれ、細胞レベルでの大事な役割を担っています。また、MRI(核磁気共鳴画像法)の画像に写し出せるほど、人間の体内の多くが水素であることがわかります。